2013年11月19日火曜日

例文編: 効果抜群、英語で上手くお願いしよう



前回、返事がぐっともらいやすくなる「お願いEmail」の書き方について話しました。今回はリクエストにお答えして、例文を載せて解説いたします。

例1: 仕事のお願いメール
(背景)Hanaは自分の新しいチームへ助言をしてくれる人を探しています。丁度、ワークショップのスピーカーが良さそうです。そこで、本人に、アドバイザーになってくれそうか、問い合わせてみることにしました。

Subject: You & Stepwest
Dear Nancy,

This is Hana of Stepwest. I’ve taken your marketing workshops at ABC events in SF, all of which have been very informative. Recently, Stepwest decided to expand the service to marketing area. As a new marketing team leader I’ve been looking for an advisor for our team. I am hoping you might be willing to become my advisor for us.
背景とお願いを完結に述べています。相手のワークショップがとても良かったとプラスも述べています。

I realize that you must already have plenty of other clients you are in charge of, but since your experience and knowledge are the perfect fit for us, I thought I would ask you first.
相手へ多忙であるだろうという理解を示して、丁寧な印象を与えています。相手との関係上、より完結で良い場合は削除してもいいでしょう。

Please let me know at your earliest convenience if you would be willing to learn more about this opportunity to become our advisor. 期限を「相手の時間があるときで一番に」と、丁寧ながらも「早くお願いします」と明確にしています。

Thank you very much,
Yama of Stepwest Corp
連絡先

例2:知人に知り合いを紹介してもらいたいとき
(背景)PRの仕事をしているJenはメディア関連業界でネットワークを広げたいと思っています。偶然、知人のMaryが大手メディア業界で知り合いがいることがわかりました。彼女にその人を紹介してもらいたいと思っています。
Subject: possible introduction
知人なので、タイトルから何の「お願い」か 明確にしています。
Hi Mary,
Hope you’re doing well and enjoying the autumn weather. 簡単に挨拶
I wanted to be in touch because I would love to be introduced to your contact Mr. Ken Smith who works at ABC Media. Do you know him well? Do you think he’d be a good person to speak with? I’m continuing my exploration of Public Relations at major nonprofits in SF and thought he might be a great person to chat with. I was hoping to learn a bit about how he got where he is, what types of projects he works on, and more generally about this area. なぜメールをしているのか、なぜ紹介して欲しいのか、それからどうするつもりか、完結に書きます。知人なので、カジュアルな印象です。
Since I know how busy you are, I’ve drafted a couple of paragraphs for you to send to Ken if you’re okay with the introduction – see below. ここではさらに、相手に「いいよ」と言いやすくするため、お願いメール内容を書いて相手の手間を省いています。 その場合、簡単な「お願い」を書き入れるのをお忘れなく。もし例文を入れたくない場合は、省略しても良いでしょう。
I appreciate your time looking all this over and any feedback or comments. I look forward to hearing more about how you’ve been. 相手への感謝と、「お願い」だけではなくて「相手のことも知りたい」という気持ちをだして、コミュニケーションを良くします。
I hope you are having a nice weekend!
Jen
例文で、「上手くお願いする」ポイントをより良くご理解いただけたと思います。

カジュアルで直接的ありながら、相手に対する思いやりを忘れない。こうしたコミュニケーションで、より良い返事がもらえるようになりそうです。Good Luck!

2013年11月7日木曜日

効果抜群、英語で上手くお願いするには?


英語 でなにかお願いをするとき、「もっと上手く聞けたら」「すぐにOK!と返事がもらえる方法があったらいいのに」と思いませんか?

上手くお願いして、OKをもらいやすくなる、そんなEmailのお願いテクニックがあるのです。

わたしも実際に使っていて、効果は実証済み。今回はこの便利なお願いテクニックをご紹介します。

その秘密とは、とにかく相手にYESと言いやすくすること。読んだその場でOKの返事を送りたくなるような、そんなコミュニケーションが理想です。そのために、幾つかのポイントを抑えましょう。

1.タイトル
asking a favor は、親しい間柄なら大丈夫ですが、それほど親しくない相手なら、最初から嫌煙されてしまう可能性も。それよりも、ちょっとポジティブなタイトルを付けてみましょう。例えば、先日のGMCカンファレンスレビューをお願いする場合には、Clare’s insight, Clare + GMCなど。あれ、何かなと思わせて、メールを開けてもらうためです。

2.簡単に短く
だらだらと説明しないで、何が必要か、どうしてその人のヘルプが必要なのか簡単に書きます。特に、携帯電話でメールを見ることも想定されるので、長いメールは読みづらくて迷惑になる可能性もあるので、気をつけましょう。

3.丁寧に
簡単に書くと言っても、お願いをする立場なので「適度に」丁寧にしたいものです。

4.期限
いつまでに返事がほしいのか、出来たら明確にしましょう。期限がないと、この誰もが忙しいご時世、後回しにされて結局忘れられてしまいます。例えば、「明日までに返事をもらえますか?」なら、相手もすぐに返事をくれそうです。

5.相手へのプラス
相手にとってプラスになるような要素もほしいですね。例えば、「あなたがXXXで困ったときには、いつでも相談して!」などです。

6.断りやすくする
Yesがほしいのに逆説的ですが、断りやすくすることで、相手とのコミュニケーションがよくなります。本当はやってあげたいけれど、どうしても無理な場合もあります。そうしたことを想定して、「お忙しいのはわかっているから、もし無理でも他をあたるから心配しないで」 などと入れると、返事がもらいやすくなります。


「助けて!」と思う時に限って、「とにかくすぐに返事が必要」「大変」など悪条件が重なるものです。そんな時にこそ良い効果を発揮するこのテクニック、大活躍間違いなしです。 早速、試してみてください!