2013年5月29日水曜日

あなたは誰ですか?

私は近所なら、結構お財布なしでふらっと出かけてしまうことがあります。できるだけ歩くようにしているのもあり、ちょっとそこまでなら鍵と携帯だけでさっと出かけます。ご近所という安心感とカジュアルさが気に入っているのですが、時々、あっと困ることもあります。 例えば、近所の子供を学校付属のデイケアから引き取ってくるとき。お母さんに頼まれて、安請け合いしてふらりと行って来ました。歩いて10分くらいだから、余裕です。散歩ついでといったところでしょうか。ところが、写真付きのIDなしだと子供を引き取らせてくれないのです。顔を見せて、その子も私とわかって寄ってきたけれど、誘拐じゃないという保証もなし。結局、歩いて帰ってまた戻り、、、と40分くらいかかってしまった。

いろんなことがオンラインで済むようになってくると、何でもオンラインで済ませる癖になってしまいます。


でも、IDの一件など、オンラインのみでは済まないこともあります。いや、「ありました」かな。ID確認もオンラインの世界で日進月歩しています。詐欺防止にあれやこれやと日々エンジニアと犯罪者が格闘しているようです。

例えば、オンラインコース。オンラインだと本当に登録者が受講したか、テストを受けたか、コントロールするのが難しくなります。私もオンラインコースを受講中、多忙すぎて勉強時間がとれなかった時、誰か私の代わりにテストを受けてくれないかなとも思いました。ところが、このコースでは、しっかりした本人確認がありました。まず、受講時にラップトップで自分と免許証の写真を撮り、送ります。その後、画面にしたがってある文章の一段落をタイプします。なんのことやらと思いましたが、これは、その人のタイプの癖を認識しているところだったのです。自覚はしていませんでしたが、誰でもタイプ時に特有の癖を持っているらしい。ペーパー提出やテストの際、スクリーン前の自分の写真送付とこのタイプを毎回やらされます。もし、癖が違ったらアウト。本人じゃないと判断されて、何と、システムが受付けないのです。

たまたま期間中、手に怪我をしていなかったから良かったものの、指に怪我でもしてタイプの癖が変わってしまったら、危うくテストが未提出になり、単位を落とすところでした。

ちなみに私の携帯はHTCですが、本人確認のために写真をその場でとって登録しました。次回から、スクリーンに写った私を認識してくれるというもの。ところが、ここにも落とし穴が!登録写真を携帯で撮っているため、撮る角度が無意識に微妙だったらしい。その後何度試しても、スクリーンに写った私を本人だと認識してくれなかった。一体どんな角度で最初に撮ったんだ?と、我ながら突っ込みたくなりました。


オンラインやアプリケーションによるID確認は、まだまだ改良の余地が大きいようです。

2013年5月15日水曜日

とにかく面白い、アメリカのマーケティング

マーケティングの一言で、広告をすぐに思い浮かべる人も多いようですが、実はとても幅広いコンセプトです。誰が顧客なのか、市場はあるのか、そのサービスや製品の値段はいくらにするのか、どうやってメッセージを届けるのかも、マーケティングに入ってきます。理論は色々ありますが、何はともあれ、見てもらうのが一番!

アメリカで目にするマーケティング成功例、失敗例をどんどんご紹介していきます。乞うご期待。

2013年5月9日木曜日

オンラインでゲーミフィケーション・サーティフィケート取得挑戦

ご存知でしたか?なんと今、無料でアメリカ有名大学のコースが無料で受講できるんです。

オンラインコースは何年も前ありますが、最近、その充実ぶりには目を瞠るものがあります。以前のオンラインコースと言えば、教えやすくて、テストをしやすい数学系の授業が主でした。ところが今、数学やプログラミングはもちろん、ギリシア時代のヒーローについてまでも受講することができます。

ペンシルバニア大学のトンMBAは、全米MBAトップ10に必ず入る名校です。ここの法律の教授がなぜかミフィケションをオンラインで教えているのです。(彼がいたゲミフィケションの教科については、以前このブログでも触れています

アメリカは授料がとても高く、トップ私立MBAは授料だけで2年間$65,000もします。(本やら寮費やら入れると2年間$97,000!だそです同じ教授のコスが料とはしかも自分の好きなときにオンラインで受でき、ティフィケト(修了証)までもらえる」のです。 これはとにかくやってみるしかないでしょう。今回ティフィケト取得を目指しオンラインコスに挑しました


一言目の感想は、ワーバック教授、素晴らしかった!
面白い例が満載、毎回簡単なクイズと数回に一度、テストが入り、楽しみながらもまったく気の抜けないコースでした。ゲーミフィケーションについて学びたい人には、自信を持ってお勧めします。

ところで二言目は、大変でしたーーー!
大学院で修士までとったので自称お勉にはれているつもりが、そう簡単にはいきませんでした。まずつまづいたのは、時間のなさ。学生は勉強が仕事ですが、社会人は仕事やらその他責任が山のようにあります。そこをなんとか、時間をやりくりするのがもう大変でした。カンファレンスで朝6時に家を出て、帰宅は10時半過ぎの(私にしては)忙しいスケジュールの時、たまたま宿題も3つ(クイズ、ペーパー、宿題ペーパーの採点5つ)も重なり、ギュウギュウに重圧を感じたものです。もちろん、週末返上で宿題を片付けました。しかも、終わったという安堵感から、提出しわすれるという間抜けさ。。。(おかげでコースをパス出来るか、危ないところでした。)

宿題の一部である、ペーパーは3度あり、300字、500字、1500字とどんどん複雑さをましていきます。もちろん、英語ですよ。オンラインで提出後は、同僚たちの採点を5人分。何万人も受講者がいるので、当然教授が採点することができません。そのため、生徒同士が採点しあうのです。5人の採点者がつくので、結果として大体いいだろうということでしょう。締め切りを過ぎると自分のスコアをみれるのですが、確かに、期待していたようなまともな採点がついていました。可笑しかったのは、当然英語でペーパーを書くはずなのに、誰かスペイン語で書いていたこと。採点できるわけないでしょ!(私が日本語で答えを書いていたら、どうなってたんだろう?)

でも大変だったのは私だけではないようで、何と!当初6.5万人を超える登録者があったにもかかわらず、毎週毎週受講者は減り続け、最後のテストを受けたのは、たったの5500人ちょっと。少ない!あー、無事にサーティフィケートが取れてよかった!

今でも別でadvanced gamification certificate取得のためにファイナル・プロジェクトにかかっていますが、また別の機会にご報告します。