2013年9月3日火曜日

「それもあり!」目からウロコの北米流PR術

「目からウロコ」の北米流PR

 所変われば品変わる、ではないですが、所変わると慣習も変わります。これはもちろん、ビジネス慣習についても大いに当てはまります。日本とアメリカでは、新製品や新サービスローンチ時のPR仕方も大いに異なります。

北米市場を狙う場合、PRは基本的な情報を流すのみのプレスリリースと、そのまま掲載してもらう状態にまで記事を作りこんで関係者に配布するものがあります。「それ、やらせ記事じゃないの?」といえばその通りなのですが、やらせと異なる点は、ただそのまま情報を掲載するのではなく、きちんと編集者が製品について事実などを確認することです。そして、その記事が読者にとってためになる・面白いものであれば、採用してくれるのです。もちろんドラフトとして受取り、編集者が手をいれることもあります。多忙な編集者やライターにとって、とても便利な「情報源」となっているのです。


注目なのは、こうした企業が作るメディアは、テレビのニュースや新聞、ブログなど様々なところで使われ、かなり一般化しているということ。普段ニュースを見ていても、どれが企業で作られたものかわからなくなっています。それは、きちんと中立的な立場から、読者や視聴者の立場に立って用意されているからです。でも、私達が見ているニュースや記事のどれかは、確実に企業で用意されて配布されたものなのです。

これだけ一般化されていると、編集者やライターにとって、こうした貴重な情報源を受け取るのは当たり前のことになっているます。逆に、上手く準備された情報を配布してくれるだろう、と期待しているのです。

この辺をうまく利用して、PRを行うのが北米流のPR戦略なのです。

次回は更に、良いPRどんな点をカバーしているかについて、お話しましょう。


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